自信を持てない若手職員に喝!?ではなく、気楽にいこう
■はじめに
あなたの職場にもいませんか? 何だか自信を無くして、すっかり萎縮してしまい、本来の力を発揮できていない若手職員が。気楽にのびのびやれば、もっと結果も出るし、いろいろなことが上手く回っていくのに…と思うことがありませんか?
筆者のチームのメンバーにも、いるんですよね。自信がないのか、あらゆる局面で萎縮してしまい、なかなか芽の出ない若手職員が。まあ、もう若くはない年頃かもしれないのですが…。
筆者よりもよほど素養があり、頭の回転も早い、優秀な人材ですので、自信を持ってのびのびと活躍して欲しいと思うわけです。
■気楽にいこうテンプレート
自信が持てないということの根本には、いろいろと複雑に絡み合った要因もあるので、なかなか単純な話ではないのですが…。
少し気楽に考えようよ、ということで、自信を持てない若手に向けた言葉をテンプレート的に考えてみようというのが、今回の主旨です。「どうせ○○だから、気楽にいこう」という形に合わせて、いくつか考えてみました。
■どうせ命まで取られることはないんだから
「命まで取られやせん」とか言ったりもしますが、これは良く聞く台詞ですね。これから何かの仕事に挑む場合にも、何か失敗してしまった後にも使える、ある意味、万能のフレーズでもあります。
しょせんは仕事の中での悩み事。大雑把ではありますが、自分の命と天秤にかけた時に、どちらが重いのかということですね。自分自身で開きなおることができる人は、放っておいても大丈夫ですが、そうでないに人はこの台詞を。
■どうせ最後には上手くいくんだから
まあ、少しぐらいミスがあったとしても、それが全てをぶち壊すわけではないのです。当人の力はもちろん大事だけど、自分一人でやっているものでもないのですから。
そんな心情で、あまり自分の結果ばかりを気にせずに気楽にやってみれば良いという場合は、この台詞もありでしょう。
■どうせ怒られるんだから
すでに悪い結果を出してしまった場合は、いつまでもくよくよしていても仕方がありません。どうせ怒られるんだから、さっさと怒られた方がよっぽど良いということです。
どうせ100点にはならない、結果についてはどうせ少なからず怒られるんだから、開きなおって思い切りやれ、という場合も使えるかもしれませんね。
■どうせ会社の金なんだから
何千万円、何億円の案件だろうが、どうせ会社の金なんだから、気楽にやれば良いのです。失敗しようが、当人に任せたのは会社の責任です。懐が痛むのも、しょせんは会社なのです。自分の懐が痛むわけではありません。
これも、良い意味で開きなおるための考え方の一つですよね。
■どうせ誰も分かりゃしないんだから
当人が第一人者にもかかわらず、細かいことに悩んで自信を持てないようなら、こんな考え方も良いのではないでしょうか。
つまらない事で悩むな、というニュアンスではなく、自分が一番知っているんだから心配するな、という感じで送り出してあげるのが良いと思います。
■さいごに
真面目な人ほど、失敗したら…とあれこれ考えて、自分の中でどんどん悪いイメージを作ってしまいがちなのでしょうね。逃げ道を塞ぐようなことをしないように、のびのび考える余裕を与えてあげることができれば、上手くいくことも多いのだと思います。
とは言え、自信を無くしている相手は、程度によっては鬱に入ることもあります。挙動が気になる場合や、いつもと違う様子を感じた場合は、上長に相談することが大事です。