【青空文庫】久しぶりに三国志(吉川英治著)を読みました
■はじめに
昨年はFireタブレットを買ったので、Kindleの電子書籍だけでなく、青空文庫も久しぶりに利用しています。青空文庫には太宰治や夏目漱石などの小説が無料で公開されていますので、ちょいちょい読んでいます。
テキストだけの小説なら、タブレットでなくても、スマートフォンで充分快適に読むことができます。タブレットとスマートフォンのKindleアプリの間で、それぞれ読んでいた最終ページを同期してくれるので、その点はなかなか便利なことにも気が付きました。製本された紙の書籍も味があるのですが、電子書籍はコンパクトなのが良いところですね。
■青空文庫に三国志が!
そんな中、吉川英治著の「三国志」が青空文庫に公開されているのを見つけました。青空文庫に公開される作品は、著者の没後50年が経過して、著作権が消滅したものに限られるのですが、吉川英治氏が亡くなられたのは1962年です。なので、吉川英治氏の著書は2012年にすでに著作権が消滅しているので、青空文庫の対象として登場したわけですね。たしかに数年前には、まだ青空文庫のラインアップにはありませんでした。
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ちなみに、小説の三国志は「桃園の巻」から「五丈原」の10巻の前後に「序」「篇外余録」を加えて構成されています。青空文庫では次のとおり、これら12巻がそれぞれ1冊ずつ公開されています。
01 序
02 桃園の巻
03 群星の巻
04 草奔の巻
05 臣道の巻
06 孔明の巻
07 赤壁の巻
08 望蜀の巻
09 図南の巻
10 出師の巻
11 五丈原の巻
12 篇外余録
■何年ぶりかに読みました
筆者が三国志を知ったのは、小学生のときでした。3年生か4年生の頃だったでしょうか。友人の家で、友人の兄がパソコンで光栄の「三國志」をやっているのを見たのがきっかけです。その後、親に講談社の文庫版を買ってもらい、それを読んだのがはじめてでした。
そのときに買ってもらった文庫版は、もう何度も何度も読みました。買ってもらってから30年以上経ちましたが、今も我が家の本棚に大事に置いています。
そしてまた、何年ぶりか分からないぐらい久しぶりに、今回は青空文庫で一通り読み切りました。三国志の魅力はすなわち劉備や曹操、関羽や諸葛亮など登場人物の魅力であり、武将たちが勇と勇をぶつけ合い、知将・策士たちが智と智を競い合うさまに、何度読んでも引き込まれてしまいます。
■さいごに
久しぶりの三国志。やはり引き込まれて一気に読んでしまいました。さあ、生きているうちに、あと何度かは読むのでしょうか…。
吉川英治氏の作品の中でも、「宮本武蔵」や「 新書太閤記」などの大作が青空文庫に公開されています。筆者はどれもまだ未読なので、機会を見つけて読んでみたいと思いました。