デュアルSIMスマホは欲しいけど…スマホのサイズについて考えてみた
■はじめに
先日、ついに「日本でも」使い物になるデュアルSIM(デュアルスタンバイ)のスマホが登場していることを知りました。
少し前までは、4G+2Gにしか対応していない製品ばかりでしたが、どうやら4G+3Gに対応した製品が発売され始めているようなのです。ガラケーとスマホの2台持ちを始めてから1年以上がたちましたが、非常に心引かれる情報です。
■まだ選択肢は少ない
とはいえ、現時点の選択肢としては、モトローラの「MotoG4 Plus」か、 ASUSの「ZenFone3」のどちらかのようです。
スペック面では、わすわかにZenFone3に軍配があがりそうですが、どうやらmicroSDカードスロットがSIMの2スロット目と共用する仕組みになっているようです。
Wi-hi環境でダウンロードしたデータを保持しておくには、microSDは必須なので、この仕様は少し厳しい…と考えると、筆者にとってはMotoG4 Plusの方が適してかもしれませんね。しかし、スペック表をじっくり見ていると、気になるところも…。
■本体サイズが気になる
先ほどのリンク先のスペック比較表を見てみると、この2機種はどちらもディスプレイは5.5インチです。当然ながら、ディスプレイのサイズが大きくなると、本体サイズも大きくなります。
本体サイズを並べてみると、次のようになります。
機種 | 高さ | 幅 | 厚さ |
---|---|---|---|
MotoG4 | 152mm | 76.5mm | 7.87mm |
ZenFone3 | 152.59mm | 77.38mm | 7.69mm |
そして、筆者が今までに使ったスマホは…最初にGALAXY SC-02B、ディスプレイは4.0インチ。そして現在の現役機、Xperia Z1F(SO-02F)でディスプレイは4.3インチ。それぞれ、本体サイズは次のとおりです。
機種 | 高さ | 幅 | 厚さ |
---|---|---|---|
GALAXY SC-02B | 122mm | 64mm | 9.9mm |
Xperia SO-02F | 127mm | 65mm | 9.4mm |
デュアルスタンバイの2機種とは、高さで30mm、幅で12mm程度の違いがありますね。
■ポケットに入るかどうか
数字だけだと、致命的な違いでない気もしますが、5.5インチディスプレイを搭載した機種を実際に手に持ってみると、かなり大きく感じます。
筆者はスーツの上着を着ているときは胸ポケットに、そうでないときはズボンのポケットにスマホを入れるのですが、5.5インチの機種だと厳しいと思います。胸ポケットは無理かも。ズボンのポケットも、かなり不細工になるのでは…と思います。
■つまりは選択肢が増えて欲しい
完全に嗜好の問題になりますが、筆者にとっては大きなディスプレイよりも、コンパクトな本体サイズの方が重要なポイントと考えています。SIMを2枚装着して使えるデュアルスタンバイのスマホといっても、本体サイズがしっくりこなければ、コンパクトなガラケーとコンパクトなスマホの2台持ちのままの方が良いかな…と考えてしまいます。
なにより、今はまだ使えるデュアルスタンバイ機が出てきただけでも喜ばしい状況ですが、どんどん対象の機種が登場してくれればと思います。そして、選択肢が増えてくれることを期待するばかりです。
■さいごに
日本でも実運用が可能なデュアルスタンバイ対応の機種が登場したことを知って、自分の中でかなり盛り上がったものの、まだまだ選択肢は多くはありません。
4.5インチ以下のコンパクトなサイズのデュアルスタンバイ対応機種も数多く出てきてくれれば嬉しいのですが…。ニーズは確実に増えつつあるはずなので、もう少し様子を見るのが良さそうですね。