【ビジネスマネジャー検定】第3回試験の受験者データ発表~今回の合格率は?
■はじめに
『マネジャーとして活躍が期待されるビジネスパーソンに対し、その土台づくりのサポートを目的とし、「あらゆるマネジャーが共通して身につけておくべき重要な基礎知識」を効率的に習得する機会を提供する』という主旨でスタートした「ビジネスマネジャ-検定試験」。
昨年(2015年)の7月19日に第1回試験が開始してから、今年(2016年)の7月17日には第3回目の試験が実施されました。筆者は第1回試験を受験し、合格しましたが、以降の試験の受験者数や合格率にも興味がありました。こちらは、第2回試験の受験者データが発表された際に書いた記事です。
■第3回試験の受験者データ
先日に実施された第3回試験も合格発表が行われ、それとともに受験者数や合格者などの受験者データが発表されました。主催である東京商工会議所のサイトの受験者データのページはこちらから。
http://www.kentei.org/sp/bijimane/data.html
前回の記事同様、受験者データを抜粋して第1回試験から第3回試験までを表形式で比較してみました。
実施回 | 第1回 | 第2回 | 第3回 | |
---|---|---|---|---|
試験月 | 2015年7月 | 2015年12月 | 2016年7月 | |
受験者(人) | 7,493 | 7,388 | 5,872 | |
実受験者(人) | 7,106 | 6,763 | 5,374 | |
合格者(人) | 5,158 | 2,694 | 3,461 | |
合格率(%) | 72.6 | 39.8 | 64.4 |
まず、受験者の数がかなり減ってしまいました。一方で合格者数は増加しており、結果として合格率も64.4%と、前回の第2回試験に比べるとかなり高い水準に戻りました。これを見ると、ますます第1回の72.6%という合格率は緩すぎだったという感が強くなります。
主催側が維持したい合格率の水準があるのだろうと思いますが、マークシート式の試験なので、問題の難易度設定によって毎回浮き沈みがあるのでしょうね。筆者自身は、やはり第1回の試験を受験したのは正解だったと思います。
■教材はあまり変わっていない
前回に記事を書いた頃と比べても、教材のバリエーションはあまり変わっていないようです。テキストは東京商工会議所の公式テキストだけした存在していません。公式テキストは読みにくいので、もう少しポイントを絞ったものが出てくれば良いと思うのですが。
問題集は、過去(第1回・第2回)の試験で実際に出題された問題を収録したものが発売されています。やはり当面は公式テキストと過去問題を解くという勉強方法になるということですね。
■さいごに
管理職向けのマネジメントを総合した知識を問う、まだ世の中には数少ない試験の一つです。開始してからここまで、毎回受験者の数が減ってきていますが、第1回試験を受験・合格した筆者にしてみると、受験者も増えてメジャーな検定試験になって欲しいと思うわけですが...今後の更なる発展を祈念して、今回は終わらせていただきます。