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今さら「イケダハヤト氏」のブログを拝見して感じたこと・思ったこと

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■はじめに

自分でブログを始めてみると、ほかの方のブログを読む機会が増えました。また、「プロブロガー」なる方々が存在することも知りました。「プロブロガー」という言葉には未だ明確な定義が確立していないようですが、ブログで生計を立てている人と筆者は認識しています。

有名なプロブロガーの一人、イケダハヤト氏の名を知ったのも、自分でブログを始めてからのことです。名前は良く目にすれど実際にブログを読んだことは無かったのですが、最近いくつかの記事を拝見しました。


■なるほどです

いくつかの記事を読んだ程度ですが、なるほど、氏の芸風(?)が少しばかりは分かりました。いろいろ反響が多そうなタイトルの記事が目に付きます。

サラリーマンブロガーの記事が超つまらない理由 : まだ東京で消耗してるの?

たとえば、こちらの記事なんかです。書かれた時期からすると今さらのようですが、こちらの記事を読んで、筆者も筆者なりに感じたこと・思ったことを書いてみることにしました。

サラリーマンやってる人のブログはつまらない。
わかりますか。サラリーマンのブログはダメなんです。もう、読んでて全然面白くない。
異論がある?異論は認めません。じゃあ面白いブログを教えてくださいよ。ぼくは本当に、勤め人やっている人のブログで「面白い!」と思った試しがありません。なぜか。教えて差し上げましょう!

さすが、当世を代表するプロブロガーの一人、冒頭から勢いが良いです。この出だしを読んだら、多くのサラリーマンの方は、おやっ? となることでしょう。サラリーマン生活20周年が近づいてきた筆者も、む? と思いましたから。そして、ここからは大きく4点の氏なりの「サラリーマンのブログは面白くない」という理由についての解説に続いていきます。


1. 守りに入っている
まさに会社員が集まって書いてる「LIG」のブログは象徴的で、あれつまらないと思うんですよ。ゴウさん見てますか〜?つまらないですよ、最近。
いや、LIGブログは良くできてますよ。オウンドメディアとしては日本一だと思います。編集もうまいし、マネタイズもうまいです。
でも、決定的に「面白くない」んですって。
何かと言うと、会社員は「攻められない」んです。会社を、同僚を、クライアントを、自分を、守らないといけません。彼らは誰も傷つけることができません。

まず1点目の理由です。サラリーマンのブログは攻められない、守りに入るから面白くない、という理論展開ですが、その例示にオウンドメディアとしてのブログを持ち出してきました。おやおや…? です。

そもそもオウンドメディアというのは、企業が所有するメディアであって、 企業の価値や商品の価値を高めることが役割です。個人が好き勝手に攻めた記事、誰かを傷つける記事を書くような性質のものではありません。そんなことは個人ブログでやれば良い話ですし、ここで例示に使うのは、論点がズレているように思います。

氏がそんなことを知らぬはずはないのですが、その後も何のフォローもなく、サラリーマンのブログは守りに入るから面白くない、という結論に落とし込むのは論理性を欠いているように感じました。納得感が得られぬまま、第2の理由の解説に続きます。


2. 変化が遅すぎる
サラリーマンブロガーは、変化の速度が絶望的に遅いんです。
まぁそりゃそうで、「毎日10時間バットを振るう少年」と、「毎日1時間しかバットを振るわない少年」がいたら、前者の方が上達が早いですよね。サラリーマンブロガーは練習量が少なすぎるんで、変化が見えないんです。

次は変化のスピードに関する話です。素振りの時間の話が例示として飛び出してきました。単純化するのが良い場合もあると思いますが、深みは感じられないですね…。


ぼくら本気のブロガーは、一日中ブログのことを考えています。データを見て、PDCAを回しています。毎日のように書いているので、ブログを書くスピードも上がります。
ぼくは今や、1日15本の記事を生産できます。毎日10本更新を365日続けて、3,650本。サラリーマンブロガーはせいぜい1日に1本でしょうから、365本。そりゃ、上達のペースは違いますよね。はい論破。

結局、変化と言っているのはブログを書くスピードだけが論点になってしまいました。量も必要でしょうが、質の面も大事な要素だということに、わざと触れていないのでしょうか? 話が深まらないので、響いてこない…。これで論破できたと?


読者は、あなたの変化を望んでいるんです。みんなドラゴンボールが好きですよね。孫悟空がいつまでたっても成長しなかったら、飽きるじゃないですか。
変化しなければ、成長しなければ、面白くないのです。徹底的に時間とエネルギーを注いで、練習するべきなのです。そうしなければ、あなたは主人公にはなれません。あなたはいつまでたっても脇役か、傍観者の域にとどまります。

変化といっても、どうしてもブログを書くスピードやスキルの話にしか読めないのは、創造力の欠如でしょうか? もう少し人間性の変化だとか、そういった議論かと思ったのですが…。まだ、この水準の話が続くのでしょう…?


3. みんなと同じようなことしか書けない
ブロガーとして成功するために知っておくべき、真理を伝授しましょう。目ん玉洗ってよく読んでください。
①クリエイターは必ず、環境の影響を受けます。
②クリエイターには、「人と違うこと」が求められます。
この2つの真理から導き出されるのは「サラリーマンは大衆であるがゆえに、どれだけ頑張っても他の人と同じようなことしか書けない」という帰結です。

筆者の理解力の問題か、記載の内容から、なぜサラリーマンが大衆であり、他の人と同じようなことしか書けないことに帰結するのか、繋がりが良く分かりません…。


面白い文章が書きたければ、自分が面白くならないといけません。面白い生き方をすれば、あなたの文章能力が低かろうが、あなたのブログは読まれます。

(中略)

ぼくは社会的には珍しい立場で「新卒で入った大企業を1年で辞めて」「次に入ったベンチャーも1年で辞めて」「社会人3年目に独立して」「ブロガーとして生計を立てており」「東京を捨てて高知の山奥に家族で住んでいる」という、割とオリジナリティの高いバックグラウンドを有しています。こういう人間の書く文章は、自然と面白くなりますよ。

自分でのことをここまで書くことができることに関しては、ただただ凄いなと思います。大企業を1年で辞め、ベンチャーも1年で辞め…というのは、ちょっと堪え性がない気はしますが…。


サラリーマンなんて無数にいるんです、この日本において。その立場を選ぶかぎり、あなたは「その程度のこと」しか書けません。ニートのブロガーの方がよっぽど面白いですよ。ニートの方が珍しい存在ですから。
クリエイターになりたければ、まずは環境を選べ、ということです。あなたが特殊な環境にいればいるほど、生み出すものは面白くなります。サラリーマンに甘んじているかぎり、差別化ができないのです。

この記事を含め、いくつかの記事を読んだ程度ですが、「サラリーマン」で一括りにすることが、氏の手法とも芸風とも言えるようです。もう少しばかりの謙虚さと、多種多様であることを認める姿勢をさりげなく忍ばせると、また違う可能性があると思いました。


4. 応援したくならない
サラリーマンのブログって、あんまり応援する気にならないんですよねぇ。だって、別にぼくが応援しなくても生きていけるわけですから。

(中略)

ブログはアートなんですよ
本来的に、ブログはアートの文脈に属するんです。
サラリーマンブロガーはそれをわかっちゃいない。
 アートを突き詰めたければ、もっと本気で、全裸になるべきです。今は、そういうアートが求められている時代で、ぬくぬくコタツに入っている作家は愛されないのです。以上、サラリーマンのみなさま、わかりましたか。?

アートになり得るかは、何を表現するかということで、イコールアートは言い過ぎなのですが、総じて納得感のないお話だと思いました。それだけです。


■さいごに

面白い・面白くないは、個人の価値観や感性にもとづくものなので、何を言おうと個人の意見です。氏のブログを拝見して、筆者にとってfunnyにもinterestingにも当てはまらないことが分かりました。そんなところです。


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