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育成選手から正捕手へ~虎のシンデレラボーイ、原口文仁選手

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■はじめに

今年の阪神タイガースですが、なかなか貯金を作れない状況が続いています。しかし逆に考えると、若い選手をこれだけ思いきって使いながら、5割前後の成績を残しているのは立派なのかもしれませんね。

金本監督をはじめ、掛布二軍監督とコーチ陣には、生え抜き選手で戦い抜けるチーム作りを期待していますので、ファンも何年かは順位に過度に拘らず、辛抱強く見守りたいところです。

さて、そんな今年の阪神タイガースの中でも、台頭著しいのが原口文仁捕手ですね。


2016.6.12追記
1軍デビュー当初の勢いを維持したまま、5月の月間MVP獲得、おめでとうございます! 次はオールスター選出?


■原口選手のプロフィール

高校時代は帝京高校で、3年の夏には甲子園に出場、5番打者としてチームのベスト8入りに貢献しています。その後、2009年のドラフト6位で阪神タイガースに入団。今期がプロ7年目のシーズンになります。入団当時の背番号は52番でした。

プロ入り後2年は一軍出場はなく、二軍で経験を積みます。2年目の2011年は、ウエスタンリーグで打率3割を超える成績を残しますが、翌2012年のシーズン開始当初に腰を痛めてしまいます。そしてシーズン終了後には、育成選手契約となってしまいます。背番号も124番に変更となります。

2013年にはシートバッティング中に打球を受けて骨折する不運もあり、2015年まで3年間は、育成選手契約が続きました。この間には、本来の捕手ではなく一塁手として二軍戦に起用されることもありました。


■そしてシンデレラストーリーへ

そして2016年、今期は春季キャンプ中に一軍キャンプに合流、4月27日に3年ぶりに支配下登録選手に復帰し、背番号は再び2桁の94番に変更になります。ここからは皆さんご存知のとおりのシンデレラストーリーがはじまります。

支配下選手として登録されると、即日で一軍選手登録されます。さらに当日の巨人戦で代打途中出場すると、2打席目でプロ初安打! そのまま捕手として、初マスクを被ります。翌日の試合ではプロ初打点、さらに次に日のDeNA戦でプロ初スタメン・フルイニング出場を果たし、試合も初勝をおさめました。そこからもスタメンマスクが続きますが、5月に入ると4日・5日の中日戦、6日のヤクルト戦と、3戦連続の完封勝利を演出しました。

打撃の方でも、打率は3割6分超、本塁打2本、打点12と充分な数字とともに、勝負強さも見せています。


■掛布二軍監督のインタビュー

原口選手が支配下登録された、まさに当日に掛布二軍監督に行われたインタビューの音声です。掛布監督も、即日で一軍登録されたことには驚いたようですね。二軍で活躍した選手にはチャンスを与えられ、すぐに一軍で使ってもらえるのが今年の阪神ですね。




■本人インタビュー①

続いて原口選手本人へのインタビューの様子です。5月8日に行われたインタビューのようです。真摯かつ謙虚かつに質問に応じている様子が好印象ですね。




■本人インタビュー②

ラジオ番組の中でのインタビューの様子です。インタビューは13分44秒頃から始まります。原口選手は育成選手時代も常に、自分が捕手として受けることをシミュレーションしながらテレビで一軍の試合を見続けていたということです。それが一軍経験のない自分が、一軍の試合でスムーズにリードできていることに繋がっているという話です。これには、下柳さんも関心していましたね。




■甲子園初お立ち台では「必死のパッチ」

5月19日の甲子園球場での中日戦、サヨナラ安打を放ち試合を決めた原口選手。初のお立ち台でのヒーローインタビューの様子です。普段は落ち着いた印象の原口選手でしたが、この日は興奮を抑えきれない様子でしたね。「必死のパッチ」のフレーズも飛び出しました。「必死のパッチ」は矢野選手から関本選手に継承され、さらに関本選手から直々に原口選手に使用許可が出たという逸話もあります。




■さいごに

阪神タイガースは、矢野選手が引退してからは捕手のポジションが固まらずに苦労してきました。やはり捕手のポジションは、フルシーズン通して固定できる選手が付く方が良いと思います。

ベテランの鶴岡選手・岡崎選手、中堅の清水選手・小宮山選手、若手では小豆畑選手に梅野選手、そしてルーキーの坂本選手と、捕手登録の選手は数多くいますので、まだまだ競争が続くと思います。育成選手時代の苦労・経験を糧に、誰からも認められる正捕手の座を掴むまで、怪我なく頑張って欲しいですね。


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