ファミコンソフト売上ランキング
最終更新:2016.11.07
■はじめに
唐突ではありますが、今回はファミコンソフトの売上ランキングをまとめてみました。実は筆者は6年ほど前にファミコンソフトのレビューブログ『ファミれびゅ★ ~ファミコンレビューの部屋』を開設して、コツコツとファミコンソフトのレビューを書き貯めていました。そして、その中の記事の一つとしてファミコンソフトの売上ランキングを掲載していました。しかし、ブログの更新がすっかり止まってしまい、その記事も陽の目を見ることが無くなってしまいましたので、カセット編・ディスクシステム編のファミコンソフト売上ランキングと、メーカー別の発売本数の3点の記事を一まとめにしてこちらに転載しました。
■ファミコンソフト売上ランキング(カセット編)
まず最初に、カセットで発売されたファミコンソフトの売上本数ランキングです。売上本数が100万本以上のソフトを掲載しています。
順位 | 本数 | 発売年 | タイトル |
---|---|---|---|
1位 | 681万本 | 1985年発売 | スーパーマリオブラザーズ |
2位 | 384万本 | 1988年発売 | スーパーマリオブラザーズ3 |
3位 | 380万本 | 1988年発売 | ドラゴンクエストⅢ そして伝説へ… |
4位 | 310万本 | 1990年発売 | ドラゴンクエストⅣ 導かれし者たち |
5位 | 246万本 | 1984年発売 | ゴルフ |
6位 | 240万本 | 1987年発売 | ドラゴンクエストII 悪霊の神々 |
7位 | 235万本 | 1983年発売 | ベースボール |
8位 | 213万本 | 1983年発売 | 麻雀 |
9位 | 205万本 | 1986年発売 | プロ野球ファミリースタジアム |
10位 | 181万本 | 1988年発売 | テトリス |
11位 | 163万本 | 1983年発売 | マリオブラザーズ |
12位 | 161万本 | 1988年発売 | プロ野球 ファミリースタジアム’88 |
13位 | 157万本 | 1984年発売 | エキサイトバイク |
14位 | 156万本 | 1984年発売 | テニス |
15位 | 153万本 | 1990年発売 | ドクターマリオ |
16位 | 153万本 | 1985年発売 | サッカー |
17位 | 152万本 | 1984年発売 | F1レース |
18位 | 150万本 | 1986年発売 | ドラゴンクエスト |
19位 | 150万本 | 1986年発売 | 忍者ハットリくん |
20位 | 145万本 | 1984年発売 | 4人打ち麻雀 |
21位 | 142万本 | 1985年発売 | スパルタンX |
22位 | 140万本 | 1990年発売 | ファイナルファンタジーIII |
23位 | 130万本 | 1987年発売 | プロ野球 ファミリースタジアム’87 |
24位 | 127万本 | 1984年発売 | ゼビウス |
25位 | 125万本 | 1986年発売 | ゲゲゲの鬼太郎 妖怪大魔境 |
26位 | 123万本 | 1986年発売 | ドラゴンボール 神龍の謎 |
27位 | 115万本 | 1986年発売 | ドラえもん |
28位 | 110万本 | 1989年発売 | ファミコンジャンプ 英雄列伝 |
29位 | 110万本 | 1984年発売 | ロードランナー |
30位 | 105万本 | 1986年発売 | 高橋名人の冒険島 |
こうして見ると、スーパーマリオブラザーズやドラゴンクエストシリーズが上位にいるのは当然の気がしますが、ゴルフや麻雀など、お父さん向けのソフトが予想外に健闘しているのが分かります。ベースボールやテニス、サッカーといった任天堂の初期のスポーツゲームも上位にランクインしていますね。このあたりも意外でした。
■ファミコンソフト売上ランキング(ディスクシステム編)
続いては、ディスクシステム用ソフトの売上ランキングです。カセットと同じく、100万本以上の売上を記録したソフトのランキングです。
順位 | 本数 | 発売年 | タイトル |
---|---|---|---|
1位 | 265万本 | 1986年発売 | スーパーマリオブラザーズ2 |
2位 | 198万本 | 1986年発売 | バレーボール |
3位 | 169万本 | 1986年発売 | ゼルダの伝説 |
4位 | 161万本 | 1987年発売 | リンクの冒険 |
5位 | 142万本 | 1986年発売 | プロレス |
6位 | 109万本 | 1986年発売 | 光神話 パルテナの鏡 |
7位 | 104万本 | 1986年発売 | メトロイド |
売上100万本以上のもののデータしか入手できなかったので、ランキングとしては少し寂しいのですが、さすがというべきでしょうか、ディスクシステムは任天堂の独壇場でした。ここでも、スポーツゲームは強かったですね。書き換え件数のランキングなんかも見てみたかったのですが、残念ながらデータが見当たらず、断念しました。
■メーカー別発売本数ランキング
最後に、メーカー別のソフト発売本数のランキングです。順位はカセットとディスクシステム用ソフトの合計、括弧内の数字はディスクシステム用ソフトの本数です。
順位 | 本数 | メーカー |
---|---|---|
1位 | 89本(41本) | 任天堂 |
2位 | 88本(6本) | ナムコ |
3位 | 82本(23本) | コナミ |
4位 | 70本(13本) | バンダイ |
5位 | 57本(10本) | ジャレコ |
6位 | 56本(7本) | タイトー |
7位 | 42本(10本) | サンソフト |
8位 | 40本(3本) | カプコン |
9位 | 37本(1本) | ハドソン |
10位 | 36本(9本) | ポニーキャニオン |
11位 | 35本(6本) | アイレム |
12位 | 29本(7本) | データイースト |
13位 | 24本(3本) | アスキー |
14位 | 22本(2本) | ケムコ |
14位 | 22本(11本) | スクウェア |
16位 | 20本(1本) | テクモ |
17位 | 19本(0本) | ヘクト |
18位 | 18本(0本) | ココナッツジャパンエンターテイメント |
18位 | 18本(4本) | HAL研究所 |
20位 | 16本(0本) | テクノスジャパン |
20位 | 16本(1本) | トンキンハウス |
22位 | 15本(1本) | 東映動画 |
22位 | 15本(6本) | 徳間書店 |
24位 | 14本(0本) | 光栄 |
24位 | 14本(3本) | パック・イン・ビデオ |
26位 | 13本(0本) | ビクターエンタテインメント |
27位 | 12本(0本) | 日本物産 |
28位 | 11本(0本) | ケイ・アミューズメントリース |
28位 | 11本(0本) | ホット・ビィ |
28位 | 11本(1本) | タカラ |
31位 | 10本(0本) | アスミック |
31位 | 10本(0本) | ビック東海 |
こうして見ると、ナムコとコナミが任天堂に肉薄しています。なお、ランキングは31位までしか載せていませんが、1本か2本しか発売していないメーカーも含めてると、もの凄い数のメーカーが参入しているはずです。その中には、現在は存在していないメーカーも数多くあることでしょう。諸行無常ですね…。
■さいごに
意外なソフトがランクインしていたり、予想外のメーカーがたくさんのソフトを発売していたりと、あらためて見ると面白いものです。ランクインしているソフトを見ると、筆者も自分が持っていなくても、友人に借りたり友人の家でやったりと、ほとんどがプレイしたものばかりでした。まあ、そんなわけで、いろいろ思い出しながらご覧いただけたら幸いです。
2016.11.7追記
あと数日後の2016年11月10日には「ニンテンドークラシックミニファミコン」が発売されます。筆者は今のところ購入する予定はありませんが、なんだかワクワクしてしまいますね。